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見つけて見つけて。

いつか誰かの、ほんの少しでいいから役に立てますように。

雨宮まみさん へ

きっと今日のはてなブログはこの方の話題が多いんでしょうね。

私も書きます。

雨宮まみさんのこと。

 

私が雨宮さんのことを知ったのは雑誌「音楽と人」のコラムでした。

音楽と人を毎月買っていた頃があり、たまたま目についた。

今思えば惹かれるものがあったんでしょうね。

一ページのうちの上半分とか、でしょうか。

多くもない、少なくもないちょうどよい文章は

私の「音楽について語る」というコラムへの壁を壊してくれました。

 

雨宮さんはサブカルがどう、だとか語っていた記憶があり、

ちょうどその頃、「こじらせ女子」という言葉が広がってきた頃だったかと思います。

私の、このモヤモヤとした気持ちを

もっと世界に広げてくれている人がいる、

「味方」がいるような安心感がそこにはありました。

 

そこからTwitterや過去のブログ、web連載などなど。

でも読めば読むほど、胸が苦しくなる記事があるのです。

普段はふむふむ、と読めても、時々グッ、と来るものがある。

 

そしていつの間にか、わたしは「こじらせ女子」というカテゴリに

自分を属することを避けるようになりました。

私は「こじらせている」のかもしれないけれど、

「女子」を自称することはできない。ここがもうこじらせてるんですが。

でも、こじらせ女子って「彼氏が居たこと」はあるんですよね。

そこがなんとなく自分の中ですっきりすとんとこなくて。

うまくいかなくったって、何回か恋人とお付き合いしたことがある中で、

自分の中の感情とか、弱さとか寂しさとかを受け入れられない状態になって

「こじらせ女子」になるような気がして、私より、経験値がある人のことだ。

そう思うようになって、自然に離れるようになりました。

書店では定期的に雨宮さんの新刊を目にすることもあります。

でも、私はもっと、根本的なところが人間的にひねくれているのだ、

それをうまく表現できない限り、この方に近づくことは出来ない、

そんな風にすら思っていました。

 

アーティストや、役者や、作家なんかよりもよっぽど、

エッセイを書く方を、身近に感じてしまって、

きっと私の心のスペースに入りやすかったような文章を書いていたんだと思います。

 

そんな中の訃報。

信じられなくて、信じられなくて、

ああ、私はこの人の文章にこんなに惹かれていたのか、と思いました。

そこで初めて、この人によって、「書きたいもの」が広がったことを思い知らされたのです。

 

mamiamamiya.hatenablog.com

 

これは割と最近の記事。でも、今の私に必要なこと。

私は、「私だけじゃないよ、不安なのは皆同じだよ。

死にたくなってしまうこともあるよ」という言葉に安心したくて

このブログを今日、何度も何度も読み返しています。

 

周りの友人に取り残されている感じがすること。

ここまででいい、と思ってしまうこと。

甘えだとわかっていても、「死んでしまいたい」と、

口にしたくなってしまうこと。

 

同じように考えて、同じように悩んだことを、

吐露してくれた人がこの世の中に居たこと。

 

 

d.hatena.ne.jp

 

こちらはだいぶ古い記事なのですが、

とても服というものをいとおしく思えるようになる記事。

おしゃれがしたくなる(自分の好きな服が着たくなる)記事。

 

私はただの一読者です。

あなたと同じように悩み、あなたに励まされ、

しかしながら弱さに負けてしまい、あなたの文章を読むことすら

出来ないときがあった、ただの一人です。

 

でもあなたの文章のおかげで、私はこうやって言葉を紡ぐ勇気が出ました。

 

あなたのように誰かを支えるような文章力、巨大な引力のようなものは

まだ私にはありません。

でも、私も少しずつ、自分の弱さとか寂しさを吐露して

最終的に誰かの、つまようじ一本分ぐらいの支えになれるような人間になりたい。

 

ライターという職業になって、私の世界と交わってくださり、

私を助けてくれて、救ってくれて、

ありがとうございました。

 

一方的ですが、愛を込めて。

あなたと天国で知り合いになれたら、是非ワインでも一緒に飲んでほしい、私より。